【大館】秋田犬会館 | 秋田犬について詳しく知る

観光スポット

 秋田県大館市にある「秋田犬会館」の紹介記事です。

 犬が好きな方にオススメの観光スポットです。

 

 

 

「秋田犬会館」とは

 「秋田犬会館」は1978年(昭和53年)、秋田犬保存会の創立50年を記念して建設されました。

 秋田犬の歴史や生態系、人とどのように関わってきたかを詳しく展示しています。

 日本の犬種団体では唯一の博物館となっています。

   

館内の紹介

1階 秋田犬保存会の事務所 & ショップ

 入口を入ってすぐ、正面が受付となっているので入場料を支払います。

 受付の横にはショップコーナーが設置されていて、秋田犬のグッズを買うことができます。

2階 秋田犬の資料展示 & 休憩スペース

 秋田犬に関する資料を展示されています。

 秋田犬に関係する映画を紹介しているコーナーや休憩スペースが設置されています。

 

 

3階 秋田犬博物室

 博物室の案内図です。

 ショーケースの中には秋田犬に関係するものが展示されています。

 展示物についての解説が随時アナウンスされていますので①から順番にまわるといいと思います。

マタギと秋田犬

 最初に目に入るのがマタギと秋田犬が熊を狩猟するパノラマです。

 その昔、秋田犬はマタギ犬とも呼ばれ、マタギが狩猟するための良きパートナーでした。

 

マタギと秋田犬の関係についてはこちら

マタギとマタギ犬の狩猟生活 秋田犬との関係について   

 

忠犬ハチ公の生涯

 忠犬ハチ公の生い立ちについて展示しています。

ハチ公について詳しくはこちら

渋谷駅で主人を待ち続けた忠犬ハチ公

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ヘレンケラー氏と秋田犬

 ヘレンケラー氏と秋田犬「剣山号」が寄り添っている写真があります。

 

  

1939年(昭和14年)、当時の秋田犬保存会の副会長であった小笠原一郎氏がヘレンケラーさんへ秋田犬「剣山号」を贈呈しました。

左の写真は、アメリカのブルックリンふ頭に船が到着したときに写した写真です。

右の写真は、1940年(昭和15年)に書斎にて写した写真です。

 

 

 

  

 

老犬神社~マタギ定六とシロの物語~

大館市~鹿角市ではハチ公の他にもう1頭の忠犬がいます。

その犬の名前は秋田犬の「シロ」。

マタギ定六(サダロク)とシロの悲劇の物語を紹介しているコーナーです。

また、大館市には老犬神社という、犬をお祀りしている神社があります。

その老犬神社が建立された由来について展示されています。

 

江戸時代のお話。
マタギ定六は狩猟免状を持たないまま他の領国で狩りをしてしまったことで
他の領国の兵に捕らえられてしまいました。
牢屋に入れられた定六を助けようと、シロは狩猟免状を取りに家と牢獄を何度も行き来します。
しかし間に合わず定六は処刑されてしまいました。
定六の死後、シロの悲しい鳴き声が幾夜も響きました。
そして定六とシロに関係するものに不幸がおとずれました。
かわいそうに思った地元の人々はシロを供養しようと老犬神社を建ててシロをお祀りました。
今でも毎年4月に例大祭が開かれ、シロへの愛情を守り続けています。
  

   

   

定六と忠犬シロについてはこちら

【大館】老犬神社 悲劇の忠犬シロをまつる~マタギ定六への想い~

南部藩主の殿様がマタギ佐多六(さだろく)に与えた狩猟免状です。

佐多六はこの狩猟免状を忘れてしまったがために、悲劇が訪れてしまいました。

内容は以下の通りです。

佐多六(さだろく)の先祖が、俵藤太(たわらのとうた)に連なる由緒ある又鬼定六であること。

・その又鬼定六が源頼朝が富士山麓で催した巻狩り(言うなれば、狩猟大会)で活躍したこと。

又鬼定六が、マタギの免状を源頼朝から与えられたこと。

・その俵藤太(たわらのとうた)に関係している由緒あるマタギであるが故に、子孫である佐多六においても、他の領地に入って獲物を追い込んでも狩猟免状を見せることによってとがめられることはない。

・領地と領地の境界に設置されている関所を通る場合も、狩猟免状を見せることによってとがめられることはない。

ちなみに俵藤太(たわらのとうた)とは平将門を討ち取った人ですね。

俵藤太は別名藤原秀郷(ふじわらのひでさと)です。

 

名誉章受章を受けた秋田犬

 名誉章を受章した歴代の秋田犬の写真コーナーがあります。

 

 以上の記事は私が個人的に「これは☆」と思った一部を紹介したものです。

 他にも使用した首輪や秋田犬の剥製など展示されていますのでぜひ足を運んでみてください!

 

秋田犬に会う

 会館の横、秋田犬が屋外で飼育されています。

 見学可能期間は4月~11月です。

 冬季期間は秋田犬を見ることができませんのでご注意ください。

 また、犬さんの体調等もありますので、会えるかどうか事前に確認した方が良いと思います。

 

忠犬ハチ公の銅像

 会館前の忠犬ハチ公の銅像です。(望郷のハチ公像

 望郷のハチ公像は2004年(平成16年)に建立されました。

 晩年のハチ公をモデルとしているため、左耳が折れているのが特徴です。

 耳が折れたのは野犬に噛まれて負傷した痕です。

望郷のハチ公像

 後ろ姿もかわいらしいですね。

 

「秋田犬会館」のすぐ横、赤い橋を渡った先に桂城公園があります。

タイミングが合えばお散歩している秋田犬を見ることができます。

わりと高い確率で散歩しています。

ゲージに入っていない、リアルな秋田犬を見ることができます。

触れて良いかは飼い主さんに聞いてみてくださいね!

 優しい飼い主さんと犬さんに触らせてもらったときの写真です。

 

「秋田犬会館」の基本情報

  • 入館料:大人200円 子供100円
  • 入館料団体(30人以上):大人100円 子供50円
  • 開館時間:9:00~16:00
  • TEL: 0186-42-2502
  • 住所:〒017-0897  秋田県大館市三の丸13-1
  • 休館日:12/28~1/3、8/13 PM

 

  

まとめ

 

秋田犬会館で楽しむポイント
  • 実物の秋田犬を間近で見れる(事前確認をおすすめします)
  • 秋田犬について詳しく知れる
  • 秋田犬のグッズを買える

 「秋田犬の里」でも実物の秋田犬に会うことができます。(月曜日は休憩日)

 イベント開催、充実したショップなど楽しい観光スポットとなっています。

 「秋田犬の里」の紹介記事もあわせてごらんください。

  →秋田犬の里 秋田犬に会える