【大館】国指定重要文化財|大館八幡神社を参拝しました

神社・寺院
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秋田県大館市の市街地に鎮座している「大館八幡神社」の紹介記事です。

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八幡神社とは

ご祭神

八幡神社のご祭神は「ほんだわけのみこと」と「おきなが – たらし – ひめのみこと」です。

「ほんだわけのみこと」は応神天皇(おうじんてんのう)を神格化した神さまで、神道において重要な神さまです。

西暦200年から300年、古墳時代において、実在した神さまと言われています。

有名なところでおじいさんは日本武尊(ヤマトタケルノミコト)

応神天皇

「おきなが – たらし – ひめのみこと」は神功皇后(じんぐうこうごう)を神格化した神さまで、応神天皇の母親になります。

神功(じんぐう)皇后は、数多くの勇ましい武勇伝を残している人であり、邪馬台国の卑弥呼(ひみこ)であったとか、ライバルであったなどの説があります。

日本で最初の1円札の紙幣が発行されたときに肖像画となったのが、この神功皇后というぐらい、かつては有名な神さまでしたが、戦後、諸事情によりかつてほど挙げられることがなくなりました。

神功皇后(じんぐうこうごう)

八幡神社のはじまり

八幡神社は全国に4万社あまりある神社で、どこでも出会える神さまですが、その総本宮は宇佐神宮となります。

宇佐神宮は大分県宇佐市にあり、宗像三女神が降りた聖地でもあります。

よって、総本宮・宇佐神宮には次の3神がまつられています。

 ・八幡大神(はちまんおおかみ) – 応神天皇、ほんだわけのみこと

 ・神功皇后(じんぐうこうごう) – おきながたらしひめのみこと

 ・比売大神(ひめおおかみ) – 宗像三女神

八幡さまは最初は天皇家の守り神という存在でしたが、鎌倉時代になり源氏一族が自分たちの氏神様として鶴岡八幡宮が建立されてから八幡神社は全国に広がります。

全国に広まった八幡神社は、その地域に根差した神社となり、武士をはじめ多くの人に信仰される神さまとなりました。

鶴岡八幡宮は神奈川県鎌倉市に鎮座しています

大館八幡神社の歴史

大館八幡神社は、1610年(慶長15年)、茨城県から秋田藩藩主”佐竹氏”と一緒におともし、大館城の主になった”小場義成(よしなり)”によって建立されました。

佐竹氏の守護神であった常陸国(ひたちのくに)の若宮八幡宮の御霊を分霊し、大館八幡宮におまつりした流れになります。

また、常陸国(ひたちのくに)の若宮八幡宮は、1400年頃に鶴岡八幡宮から御霊を分霊した八幡さまになります。

大館八幡神社、最初は大館城の敷地内にありましたが、1658年、2代目大館城の主”小場義易(おばよしやす)”が現在の場所に移動させました。

その後、1687年、4代目大館城の主”佐竹義武(さたけよしたけ)”が、新しく八幡宮を建立したことにより、大館八幡神社は「正八幡宮」と「若宮八幡宮」の2社の建造物で成り立っています。

上写真の手前が正八幡宮、奥側が若宮八幡宮となります。

神殿は杉材を使用しており、彫刻や飾りの色に高い技術が施されていることが分かります。

400年近く前の神社は秋田県内でもめずらしく、歴史的価値が高い建造物として評価され、1990年に国指定重要文化財に登録されました。

大館八幡神社~参拝~

犬の狛犬もございます。

扉は開きませんでしたので、拝殿から撮りました。

高台にあるので、市街地の北側が見わたせます。

基本情報

神社名      大館八幡神社
住所秋田県大館市字八幡1               
駐車場駐車場あり
大館八幡こども園が敷地内にあります