こんにちは!
今回は、きりたんぽ鍋を作るにあたって役立つ情報公開です。
きりたんぽ鍋を食べたいけれど
・近所のスーパーでは「比内地鶏」は売っていない、もしくは高すぎる
・ご飯をきりたんぽの形に仕上げるのはハードルが高い…
と思っているあなた!
実は、地元の家庭では、「一般的な鶏肉」で劇的に美味しく作れる、とっておきの裏技メニューがあるんです!
スープさえ作れば、1皿でタンパク質も、野菜も、ご飯もばっちり摂れる優れもの。
今回は、家にある道具で簡単に作れる方法や、2日目も満足するアレンジレシピまでご紹介します。
ぜひ今夜の夕食に試してみてくださいね!
基本(おもてなし用)と裏メニューの違い
基本と裏メニューの材料
お店で食べる本格的なきりたんぽ鍋も最高ですが、地元の家庭で日常的に愛されている「裏メニュー」には、手軽に美味しく作る知恵が詰まっています。
まずは、それぞれの材料を比べてみましょう。
| 材料 | おもてなし用 (お店の味) | 裏メニュー (地元の家庭の味) |
|---|---|---|
| ご飯 | ほかほかご飯 (あきたこまち推奨) | ほかほかご飯 |
| ダシ | 比内地鶏のガラ | 親鶏ガラ一般的な鶏肉 |
| 肉 | 比内地鶏のもも肉 | 一般的な鶏肉 |
| 野菜類 | 舞茸、ごぼう、ねぎ、せり | 舞茸、ごぼう、せり(あれば) |
| その他具材 | なし | 糸こんにゃく 鶏モツ・卵 |
| 調味料 | 醤油、日本酒、塩 | 醤油、料理酒、塩 |
ダシ・お肉の違い

鶏肉
ご覧の通り、2つの決定的な違いは「比内地鶏」を使うかどうかです。
ぶっちゃけ、比内地鶏なんて高価すぎて、地元の私たちだって毎回は買えません!笑
まずは、スープの味を決めるのに欠かせないのが「鶏ガラ」です。
比内地鶏は脂身が少なく、しっかりとした肉質が特徴。
そのため、スープにすると深い旨味が引き立ちます。
では、親鶏ガラはというと、比内地鶏に比べて脂身が多く、肉質もやや柔らかめ。
コクのあるスープに仕上がります。
日本酒と料理酒の違い
もう1点は、「日本酒」を使うか「料理酒」を使うかです。
日本酒を使った方が、味わいがよりまろやかになることは確かなのですが、料理酒でも十分にまろやかな味わいを引き出すことができます。
多くの家庭は糸こんにゃくを入れる

糸こんにゃく
きりたんぽ鍋に糸こんにゃくを入れる理由はただ1つ、美味しいからです。
多くの家庭では定番となっている具材です。
2日目の、味がしみ込んだ糸こんにゃくは最高ですよ。
ただし、外食向けのきりたんぽに糸こんにゃくは入っていません。
これはおもてなしとしての「正統派の具材」から外れるためですが、家で楽しむなら入れない手はありません。
セリは必須じゃない?家族の好みにあわせるのが正解

セリ
もう1つの具材のポイントが「セリ」です。
きりたんぽ鍋といえばセリのイメージが強いですが、実はこれ、かなり好みが分かれるお野菜。
独特のシャキシャキ感や風味がたまらないという人がいる一方で、あの苦味や香りがちょっと苦手……という方も少なくありません。
特に小さなお子さんがいるご家庭では
「ネギやセリを入れると食べてくれないから最初から入れない!」
というケースもよくあります。
地元の家庭でも、セリは
「あったら入れる」
「好きな人だけ後入れする」
くらいのカジュアルな扱い。
地元の家庭で作るときはそこまで重要視されていないのが正直なところです。
スーパーで見つからなかったり、家族に苦手な人がいたりするなら、無理して入れなくても全く問題ありませんよ!
見つけたら即買い!「鶏モツと卵」でディープな味に化ける

鶏モツと卵(キンカン)
毎回ではないけれど、お店で見つけたら、ぜひ試してほしいのが「鶏モツ(レバーやハツ)」と「キンカン(卵になる前の卵黄)」を入れるアレンジです。
地元の家庭で「これが入るとテンションが上がる!」という隠れた人気具材なんですね。
正統派のすっきりしたスープとは一味違う、モツならではの濃厚なコクと旨味がスープに溶け出して、これがもう、美味しくて。
プチッと弾けるキンカンのまろやかさと、旨味を吸ったきりたんぽの組み合わせは、一度覚えたら確実にやみつきになります。
かつて、庭先で鶏を飼う家庭が多かった名残もあり、地元では鶏を余すことなく鍋に入れる文化が今も根強く残っています。
いつもとちょっと気分を変えて、ディープな秋田の家庭の味を楽しみたい日にイチオシのアレンジです。
スーパーの精肉コーナーで「鶏モツセット」を見かけたら、試してみてくださいね!
家にあるものでチャチャっと!きりたんぽの作り方
皆さんの近所のスーパーには、「きりたんぽ」って売っていますか?
もしかすると真空パックの「きりたんぽ」はあるかもしれません。
ですが、「今朝焼きたて!」のような、作りたての「きりたんぽ」に出会える地域は少ないですよね。
それに、主婦のリアルな本音を言えば、
「わざわざ夕食のためにごはん買う?家で炊けるのに」
って思いませんか?笑
そこで、今回は、ほかほかご飯と、家庭の台所にある道具でチャチャっと作れる方法をご紹介します。
一見ハードルが高そうですが、やってみると簡単で楽しい作業ですよ。
炊き立てのご飯をつぶす
本格的なきりたんぽ作りでは、「すりこぎ」と「すり鉢」を使いますが、無くても全く問題ありません。
ご飯を入れる容器と、ご飯をなんとなく潰せるものであれば、何を使ってもOK。
以下の道具で代用しましょう。
きりたんぽを作るために必要なもの
・割れない大きめの容器(ステンレス製ボウル等)
・木べら
・ハンドミキサーの足だけ
・スプーン or レンゲ
・割り箸
・フライパン
・塩水
ボウルに温かいご飯を入れ、粒が半分くらい残る程度まで、お好みの道具でグイグイと押し潰します。
割り箸にご飯を巻き付ける


きりたんぽ1本あたりのご飯は、80g~100gがベストサイズです。
1.ボウルに塩水を用意します。
2.手に塩水をつけ、つぶしたご飯を割り箸の先端(てっぺん)にくっつけます。
3.箸をくるくると回しながら、下に向かって形を整えつつ伸ばしていきます。

仕上げはまな板でコロコロ。
軽く押し付けるようにすると、ご飯がしっかりと固定され、ごはんが馴染んで見た目もキレイなります。
💡 きれいに作るコツ
ご飯は手やまな板にくっつきやすいので、手や道具にこまめに塩水をつけながら作業すると、形が整います。
塩水は、ほんのり塩味を加える役割もあるんですね。
フライパンで焼く

形ができたら、あとは油をひかずにフライパンへ並べます。
割り箸を持ったまま、コロコロと転がしながら中火で焼いていきましょう。
表面に香ばしいきつね色の焼き目がつけば、自家製きりたんぽの完成です!
「きりたんぽ」より「だまこ」それもOK

だまこ鍋の魅力は何と言っても手軽に作れること。
きりたんぽと違い、木の串に巻き付けない分、手軽に調理できるんですね。
作り方は簡単、手に塩水を付けて、ひと口サイズにコロコロ…
子供たちと一緒に作ることもでき、結果たくさん食べてくれるという食育にもなります。
だまこを作った後は、きりたんぽと同様、油をひかずにフライパンへ並べ、コロコロと転がしながら焼き目を付けていきましょう。
スープを吸っただまこ、モチモチした食感に仕上がります。
きりたんぽの作り方の手順
だいたいの材料が用意できたらきりたんぽ鍋を作ってみましょう!
手順は次の通りです。
1.鍋に8分目程度の水を入れ、鶏ガラを冷凍のまま投入
2.1時間ほど煮込めたらベスト
3.醤油、酒、塩で味付け
4.ごぼう、舞茸、鶏肉の順番で鍋に入れる
5.きりたんぽを入れる
6.ネギ、セリを入れる
下の記事にきりたんぽの作り方についてまとめましたので、詳しい内容はこちらをご覧ください。
さらに楽しむ!おすすめのシメ&アレンジレシピ
きりたんぽ鍋のスープを使って色々なアレンジを楽しむのは、地元の家庭では当たり前のこととなっています。
ここからは、地元の家庭で日常的に親しまれているアレンジレシピをご紹介します!
中華麺(筆者イチオシ!)

実は、私が一番おすすめしたいアレンジレシピが中華麺です。
鶏のコク深い醤油スープに中華麺を投入すると、専門店顔負けの「鶏醤油ラーメン」になります。
ぶっちゃけ、これのためにスープを多めに作っておきたいくらいです。
お腹がいっぱいでも、これだけはペロリと食べられるほど、自信をもってオススメするレシピ、試してみてください。
お蕎麦・うどん

地元民で、この味を知らない人はいないのではないかというほど、超定番料理です。
大晦日に食べる年越し蕎麦は、きりたんぽ鍋のスープを使った蕎麦を食べるのが主流となっています。
また、うどんも定番料理です。
旨味をたっぷり吸ったモチモチのうどんは、大人も子どもにも人気のある鉄板メニューです。
アレンジで天ぷらやナルトを入れるとさらに美味しくなりますよ。

春雨

「少しヘルシーな食事にしたいな」
という夜にぴったり。
ツルッとした喉越しとともに、旨味の凝縮されたスープを春雨が吸い上げて、贅沢な味わいになります。
ご飯で雑炊風

2日目のアレンジにもおすすめ。
すべての旨味が凝縮されたスープを吸ったご飯に、ふわふわの卵が馴染んで、地元の家庭でなければ食べられない絶品の雑炊です。
豆腐

こちらも2日目のアレンジにもおすすめ。
「ヘルシーな食事にしたい」ときにもぴったりなお料理で、おつまみとしても最適です。
ここだけは譲れない!スープのこだわり2点
基本は醤油、つゆの素を使わない

きりたんぽの味付けの基本は、醤油一択です。
生醤油の風味によって、具材の旨味が引き立つ味となります。
地元民のこだわりとして特筆したいことは、市販の「つゆの素」などの調味料を使用しない点です。
「つゆの素」が必要ないのは、鶏ガラを煮込むことで、鶏のうま味たっぷりのスープが出来るからなのです。
鶏肉、ごぼう、舞茸は必須
きりたんぽ鍋の味を固めるのがこちら。
・鶏肉
・ごぼう
・舞茸
スープと混ざり合うことで、風味豊かな味わいになります。
まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、高価な比内地鶏がなくても「一般的な鶏肉」で美味しく作れる、地元の知恵が詰まった裏技レシピをご紹介しました。
スープの旨味を余すことなく楽しめるアレンジメニューも、おうちにある食材で簡単に試せるものばかりです。
具材も作り方も、難しく考えなくて大丈夫!
地元の家庭では、普段の鶏肉を使って、もっとカジュアルにこの味を楽しんでいます。
ぜひ今夜の夕食に、お好みのスタイルで手軽に楽しんでみてくださいね。




