秋田犬といえば渋谷のハチ公が有名ですが、ハチ公は秋田県大館市で生まれました。
秋田県大館市は秋田犬のルーツとなる地域で、先祖は秋田から岩手の山あいでマタギの狩猟犬、マタギ犬として飼われていた犬と言われています。
江戸時代になって佐竹藩主によってマタギ犬の大型化が進み、現在の秋田犬の形となりました。
洋犬の人気や戦争によって絶滅の危機に陥りそうになりましたが、大館市で秋田犬保存会を設立。他、愛犬家たちの活動によって今日まで秋田犬の保存が行われてきました。
そんな大館ですが、街の中には秋田犬の銅像やシンボルとなるものがたくさんあります。
どこにどれくらいあるのかチェックしてみました☆
大館駅前周辺
駅舎前
まずは大館駅舎の前に建っているのが秋田犬の群像です。
昭和39年、鹿角市出身の彫刻家、相川善一郎氏によって製作されました。
立ち姿の犬がハチ公で、その前のものが母犬と子犬3匹の秋田犬という組み合わせ像になります。



秋田犬の里
大館駅前には2019年にオープンした新しい観光施設「秋田犬の里」があります。
入館無料、本物の秋田犬に会うこともできます。
犬だらけ。
犬が好きな方にぜひ来館してほしい観光スポットです。
そして秋田犬の里の正面入り口の前あるのが忠犬ハチ公銅像です。
昭和62年11月、大館のハチ公銅像2代目として再建されました。
製作者は大館市出身の松田芳雄氏です。
同年同月に行われたハチ公銅像の除幕式では、42年ぶりに故郷へ帰ってきたということで一般市民が千人ほど集まり祝福されました。
ピンと立った耳、太い首と前足、たくましい背すじ、凛々しい姿ですね。
ご主人の上野博士と過ごした幸せなときの姿と言えます。



忠犬ハチ公銅像


本日は人が大好きな美人のまこちゃん♡
桂城公園周辺
秋田犬会館
晩年のハチ公を描いたものです。
製作者は大館市出身の松田芳雄氏。
ご主人の上野博士がいる南方向を見つめています。


望郷のハチ公像
桂城公園
2025年3月末にリニューアルした桂城公園の駐車場ですが、その時一緒にお披露目されていた像なので、2025年現時点で一番新しい秋田犬像になります。
桂城公園の入り口の所に建っています。
たくましく強そうな雰囲気ですね。




公園内の銅像、タイトル「伸びゆく大館」
子犬を抱っこしている少女と犬の様子が可愛らしいです。

伸びゆく大館
忠犬ハチ公が生まれた場所
渋谷のハチ公が生まれた家にもハチ公像があります。
晩年、左の耳が折れてしまっていたハチ公ですがこの像は両耳がピンと立っていますね。
体型、顔つきともに幼少の頃のハチ公ではないかと考えています。
この場所は公共施設ではなく、個人宅の敷地内にありますので入るときは家の方へのお声がけが必要となります、ご注意ください。



二井田大橋
米代川に架かる橋、二井田大橋の入り口には親子でじゃれる秋田犬の像と、少女と遊びたわむれる秋田犬の像があります。
どこから見ても細部まで生き生きと描かれているし、銅像も予想以上に大きいし、米代川も二井田大橋も大きいしでドキドキしました。
初めて見たときは、田んぼや畑の中にぽつぽつと家が建っているこの地域になぜ建っているのだろうと思いました。
で、その理由はおそらくハチ公の生まれた地域であって、近くにハチ公の生家があるからなのでしょう。
製作者は大館市出身の松田芳雄氏です。




ニプロハチ公ドーム周辺
ドーム横の芝生内にチョコンと置かれています。
可愛らしい顔だしカラーだしでとても親近感があります。
特に子供たちに人気があり、撫でたり乗ったりww
撫でられすぎて頭の部分がつるつるしています。



大館能代空港
調整中です~
こんなとこにも秋田犬
蓮荘寺(れんしょうじ)にあるハチ公像です。
ハチ公生誕100年を記念して、令和5年11月に建立されました。

老犬神社の狛犬です。
詳しくはこちらをどうぞ。


市内のあちこちにある秋田犬のマンホール。

マンホール
まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は大館にある秋田犬について探して回ってみました。
秋田犬にアンテナを張って回っていると、あちこちに秋田犬ならびに日本犬なるものがあることに気が付きました。
これからも秋田犬を見つけたらアップしていきたいと思います!