【鹿角市】大湯ストーンサークルで縄文体験!縄文祭りレポと”どばんくん”の魅力

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4,000年前の縄文時代へタイムスリップしてみませんか?

秋田県鹿角市にある世界遺産「大湯ストーンサークル(大湯環状列石)」は、ロマンと魅力にあふれている歴史スポットです。

今回は、毎年9月に開催される人気イベント「縄文祭り」の体験レポートと、人気のゆるキャラ”どばんくん”の魅力や、火おこし・勾玉作り体験など、見どころを紹介します。

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大湯ストーンサークルとは?

大湯ストーンサークル

4,000年前の歴史とロマン

大湯ストーンサークル(正式名称:大湯環状列石)は、縄文時代後期(紀元前2,000年頃=今から約4,000年前)の集落跡です。

1931年(昭和6年)の耕地整理の際に発見され、地元有志による保護活動を経て、2021年7月には「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の1つとして世界文化遺産に登録されました。

出土した数々の土器や石器は、秋田県の指定有形文化財にも指定されています。

東京ドーム5.5個分!巨大な遺跡のスケール感

遺跡全体の広さは約25万㎡と広大で、これは東京ドーム約5.5個分に相当します。

敷地内には主に2つの大きな環状列石があり、配石を中心とした集落が形成されていたと考えられています。

さらに驚くべきは、使われている石の数と由来です。

配置されているのは約8,500個もの「川原石」。

重機もない時代に、高台のこの場所まで膨大な川原石を運び込み、美しく配置するのは並大抵のことではなかったはずです。

古代の謎:なぜ巨石を運び、残したのか?

エジプトのピラミッドをはじめ、世界の古代遺跡には

「重機のない時代に、なぜ・どうやって巨大な石を運んだのか?」

という永遠の謎が存在します。

「石」という不変の素材を選び、途方もない労力をかけて形づくられたストーンサークル。

そこには、古代の人々の祈りや強い想いが込められていることを感じ取れます。

大湯ストーンサークルが発見されてから約90年、発掘・研究が繰り返され、認められた歴史価値とともに、当時の暮らしに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

大湯ストーンサークル館とは

大湯ストーンサークル館

大湯ストーンサークル館とは、遺跡に隣接するガイダンス&展示施設です。

遺跡の解説パネルをはじめ、発掘された土器や石器などが展示されており、見学前に立ち寄ることで遺跡への理解がぐっと深まります

館内は大きく分けて以下の3つのエリアで構成されています。

遺跡展示ホール

出土した貴重な土器・石器や、名物キャラのモチーフとなった「土版(どばん)」を展示(有料ゾーン)

縄文工房

勾玉作りや土器作りなどの体験ワークショップや学習会を行うスペース

野中堂ホール

入館してすぐの無料ホール。ガイダンス映像の放映や、遺跡に関する資料・書籍を展示

遺跡展示ホール

遺跡展示ホールの見どころ

数々の出土品

数々の小さな土器

大湯ストーンサークルで発掘された、数々の貴重な土器や出土品が展示されているエリアです。

当時の祀り(まつり)ごとや、儀式で使われたと考えられる展示品がズラリと並び、縄文人の豊かな精神世界に触れることができます。

※遺跡展示ホールの見学には観覧料(大人:320円/子ども:110円)が必要です。

詳細は記事末尾の基本情報をご覧ください。

土偶(どぐう)と埴輪(はにわ)の違いとは?

数々の土偶(どぐう)

展示室には、人型をした土器である「土偶(どぐう)」も展示されています。

埴輪(はにわ)と混同されがちですが、実は作られた時代も目的もまったく異なります。

・埴輪(古墳時代):死者を弔うため、古墳に並べられたもの(壊さない)

・土偶(縄文時代):魔除けや子孫繁栄などを願う儀式のためにつくられたもの

埴輪とは違い、土偶は祭事の際にあえて叩き割られることが多かったそうです。

割れ方で占いをしていたのか、身代わりになってもらったのか……想像がふくらみますね!

名物!「土版(どばん)」と”どばんくん”

土版(どばん) 表

大湯ストーンサークルといえば、必見なのが「土版(どばん)」です!

その愛くるしいフォルムから、遺跡の人気ゆるキャラ”どばんくん”が誕生しました。

実はこの土版、サイコロの目のように「穴の数」で1から6までの数字を表しているのが大きな特徴です。

このことから、縄文人も生活の中で数を数えていたと考えられています。

土版(どばん) 裏

大湯ストーンサークルホームページより

【土版の穴が表す数字】

・1:口に見える穴

・2:目に見える穴

・3:右胸の点

・4:左胸の点

・5:真ん中の縦線

・6:裏面の点

女性を表現した説、赤ちゃんをイメージした説、子供のおもちゃだった説など諸説あり、どれもロマンにあふれています。

個人的に面白いと感じたのは、

「オモテ側が1から5」「ウラ側が6」

が配置されている点です。

もしかすると縄文時代の人々は、すでに10進法と60進法のような概念を使い分けていたのかもしれません!

縄文工房

縄文工房

テーブル席が並ぶ「縄文工房」は、体験プログラムや学習会が行われるスペースです。

「縄文祭り」などのイベント時には、以下のようなものづくり体験を楽しむことができます。

・勾玉(まがたま)づくり

・組石マグネットづくり

・縄文土器づくり

大人も子どもも楽しめるワークショップが満載なので、イベント開催時はぜひ立ち寄って体験してみてください!

野中堂ホール

館内に入ってすぐ目の前に広がる、入場無料のロビーホールです。

ホール内には以下のような設備・資料が揃っており、見学前後の休憩や情報収集の場として自由に利用できます。

・ガイダンス映像:遺跡の全体像や魅力をわかりやすく解説

・展示・資料コーナー:遺跡に関連する書物や資料、展示品を公開

・閲覧コーナー:考古学や歴史、周辺遺跡に関する本をじっくり読めるスペース

ソファなどの休憩スペースも用意されているので、見学前の予習や散策後のひと休みに丁度良いエリアです。

神秘的な絵が飾られています。

ズラリと並ぶ書籍。

縄文祭り体験レポート

鹿角公式観光サイトより2024年の広告

「大湯ストーンサークルで縄文時代を体感できる!」

ということで、秋に開催される恒例イベント「縄文祭り」に行ってきました。

会場内は、縄文時代を体験できるブースや展示が並び、多くの来場者で賑わっていました。

野外の「縄文ステージ」前には広々とした飲食・休憩スペースが設置されているほか、魅力的なキッチンカーも出店。

美味しいグルメを楽しみながら一日中過ごせるイベントになっています。

【ご利用時の注意点】

※本記事でご紹介する「縄文祭り」の様子は、2024年・2025年に筆者が実際に体験した際の情報です。最新の開催スケジュールや詳細については大湯ストーンサークル館へ直接お問い合わせいただくことをお勧めします。

「縄文まつり」各種イベント

場所内容
大湯ストーンサークル館 屋外・火おこし体験
・石運び体験
・木の実・実食体験
大湯ストーンサークル館内 ・勾玉作り体験   
・組石マグネットづくり体験
・縄文土器づくり体験    
駐車場 隣接地・弓矢体験
大湯ストーンサークル遺跡地・高所作業者に乗って
上から遺跡を見てみよう体験   

火おこし体験

火おこし体験

・体験料無料

・所要時間:約10分

スタッフさんが丁寧に火おこしのコツを教えてくれます。

煙がでてきました!

勾玉づくり体験

勾玉(まがたま)

写真ACより

「縄文工房」では、自分だけのオリジナルアクセサリーが作れる勾玉づくり体験を行っています。

・体験料金:1個300円(材料費込)

・所要時間:約20~30分

知ると面白い!勾玉の豆知識

勾玉は、縄文時代にはすで存在しており、日常的なアクセサリーとしてはもちろん、祭祀(さいし)やお守りとしても大切に身に付けられていました。

当時はヒスイや水晶などの鉱物だけでなく、オオカミやイノシシの牙・骨、粘土など様々な素材から作られていたそうです。

現代でも皇室に伝わる「三種の神器」の一つとして知られており、はるか遠く昔から人々を惹きつける魅力を持っています。

勾玉づくり体験

のこぎりで粗削り

材料は、削りやすい柔らかい石を使い、四角い状態から形を描き、のこぎりで粗削りします。

粗いヤスリで削る

粗削りの後は、粗いヤスリで角を取っていきます。

水の中で磨く

角が取れたら、水を張ったバケツの中で洗いながら目の細かいヤスリで磨きます。

すると、次第にツルツルになっていきます!

色付け

お好みで色付けをします。

着色液に漬けたり、マジックで描いたりして、紐を通すと…

オリジナルの勾玉の完成です!

組石マグネットづくり

好きな石を選んでマグネット板に接着していきます。

・体験料金:1個100円(材料費込)

・所要時間:約10~20分

組石マグネット

弓矢体験

・体験料無料

・所要時間:約10分

・体験場所:ストーンサークル館の駐車場の隣

少し離れた動物の絵に命中させることがミッションです!

弓の弦を引くには思っていた以上の力が必要で苦戦しましたが、並び直せは何度でもチャレンジできます。

本格的な弓矢を引く体験はとても新鮮で、大人も子どもも夢中になれる貴重な時間でした!

上から遺跡を見てみよう体験

高所作業車に乗って上から遺跡を見ることができる体験です。

ヘルメットとハーネスを装着した上で、作業者に乗り込みます。

高い!高い!

環状列石と周りの遺跡が一望できますね。

大湯ストーンサークルの遺跡は主に2つの大きなストーンサークルが存在しています。

こちらの写真は「万座環状列石(まんざかんじょうれっせき)」という、国内でも最大級のストーンサークルになります。

約6500個もの石でもって計画的に配列されています。

建物を建てるために立てた柱の跡が見えます。

縄文体験をこなすと”どばんくん”がもらえる!!

まとめ

今回は「縄文祭り」での体験レポートを中心にお伝えしました。

2024年までは「9月3週の土日」に開催されていたイベントでしたが、2025年からは「縄文祭WEEK」と称し、9月21日(日)から9月27日(土)の一週間にわたるイベントとなっていました。

年々、パワーアップしている「縄文まつり」です。

期間中には、専門家をお招きしたシンポジウムなどの見ごたえある催しも行われているので、次回はぜひ参加してみたいと思います。

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~不思議な魅力あふれる「遮光器土偶」~

遮光器土偶(しゃこうきどぐう)

それにしても、縄文時代に作られた土偶はどこか人間離れした、実に不思議な形をしていますよね。

写真右側に写っているのは、青森県で発掘された有名な「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」です。

土偶がこのような独特な姿をしているのは、やはり自然災害や食糧不足、病気や人の死など、人間の力ではどうにもできない事態に直面した際、「祈りを奉げる対象物」として生み出されたからではないでしょうか。

縄文時代の人々も、きっと目に見えない「神さま」のような存在を感じ取っていたのかもしれません。

太古の人々が抱いた「人間を超えた存在」へのイメージがこのような姿形として残されていると思うと、想像がふくらみ、とてもロマンを感じます。

基本情報

大湯環状列石の遺跡公開時間

4月中旬~9月30日9:00~17:30
10月1日~10月31日9:00~16:30
11月1日~11月中旬  9:00~16:00
11月中旬~冬季閉鎖

大湯ストーンサークル館の詳細情報

施設名    大湯ストーンサークル
住所〒018-5421
 秋田県鹿角市十和田大湯字万座45             
TEL0186-37-3822
展示ホール見学料  大人:320円  子供:110円(高校生まで(18歳以下))
駐車場無料
約70台
営業時間4月~10月:9:00~18:00
11月~3月:9:00~16:00
休館日11月~3月:月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
4月~10月は無休です

本ブログに記載している情報は2025年春時点の情報です。

それ以降においてはイベントの中止や延期、内容が変わる場合がありますので、訪れる際にはホームページやSNS等で最新情報をご確認ください。

また、営業時間や休館日については、天候やクマ被害等の影響により変更となっている場合がありますので、それについても各施設にお問い合わせすることをお勧めします。