ガソリン価格を抑えるため、政府がガソリン補助制度を始めましたね。
開始日は2025年5月22日から、段階的に価格を下げていくとのことです。
地方で暮らす人々にとって、車は生活の必需品。
車が無いと仕事や買い物に行けないし、お子さんの通学や習い事の送り迎えもできないということになり、生活に大きな支障が出ます。
ガソリン価格の高騰による負担は、家計への影響が深刻化する要素の一つとなっています。
さて、最近の物価上昇に焦った私は、少しでもガソリン代を抑える術を身に付けたいと本気で思い実践することにしました。
実践したのは去年から、今となってはもっと早くに行動しておけばよかったなと思っています。
本記事では、
・私が実践したガソリン代の負担を減らすために実践したこと
・政府が実施したガソリン補助制度によるガソリン価格の推移
この2点をまとめています。
ガソリン価格の定額補助制度とは
定額補助制度とは、ガソリンの小売り価格を今より最大で10円/ℓの値下げができるよう石油の元売り会社に対して補助金を支給するものです。
補助制度は5/22(木)から始まり、まずは5円の値下げができるよう動いたようです。
今後は一週間ごとに1円ずつ値下げできるよう補助金を追加していき、最終的に10円/ℓの値下げ達成を目指す予定です。
段階的に下げていく理由としては
1.消費者の混乱を抑制するため
2.消費者の買い控え(最適な購入時期がくるまで買わないで待つこと)を抑えるため
3.小売業者(ガソリンスタンド)の負担を減らすため
が挙げられます。
1.と2.ですが、値下げするまで待って待って値下げ後に押し寄せるのを避けるためなのでしょう。
3.については、ガソリンスタンドが過去に高い価格で買ったガソリンの在庫が残っているため、その分も安く売ってしまっては利益が得られないということです。
小売価格に反映されるまでにはもう少し時間がかかるのかもしれません。
また、原油価格がさらに上がってしまった場合、目に見えるほど下がらない状態になります。
ガソリンの補助制度は一時的なものなので、近い将来根本的な改正が必要になるかと思います。
ガソリンの出費を抑えるためにやったこと
あまり難しいことはしていません。
それだけに、恥ずかしい話、もっと前から実践していれば良かったなと思いました。
ガソリンスタンドを選ぶ ~近所や通勤ルート・セルフ~
給油するスタンドを見直すとき、大切なことは家から近い場所にあるスタンド、または通勤ルート沿いにあるスタンドを選ぶことだと思います。
また私がセルフスタンドを選んだ理由は、自分のペースで給油ができ、給油台数が多いスタンドだったので待ち時間がかからなかったこと、さらには一般的なスタンドよりも価格が安かったからです。
通勤途中やいつも通るルート沿いのセルフスタンドを選ぶことで、効率よく給油できると思います。
LINEお友だちに登録する
ガソリンスタンドのLINE公式アカウントを友だち登録すると、1ℓあたり2~3円ほどの値引きを受けることができます。
その他、お得な情報や、いつから値上げしますといった情報を通知してくれます。

プリペイドカードを使う

私がプリペイドカードを使うようになったのは最近です。
これこそもっと早く始めるべきだったと思っています。
電子マネーカードやスマホによる電子マネー決済はだいぶ前から使っていたのに対して、ガソリンの支払いに関しては自分でもナゾの現金支払いというこだわりがありました。
プリペイドカードを使用するようになったのは、セルフスタンドにしたからだと思います。
一般的なスタンドだとなぜか焦ってしまうんですよね、「はい、現金で!」みたいな。
セルフだと自分のペースで支払いできるし、支払い方法の選択肢が多いことを知ったんですよね。
「プリペイドカード使うとこれだけ安くなる」ということを知るきっかけにもなりました。
1. お得な割引が受けられる
プリペイドカードを利用すると、1ℓあたり2~3円ほどの値引き得点を受けることができます。
しかもLINE会員特典と併せて使用できます。
1ℓ、1度の給油金額では数百円の値引き金額でしかありませんが、積み重なると、長期間にわたって大きな節約につながります。
地方の車中心の生活をしている給油頻度が高い人にとっては魅力的なサービスです。
2. 支払いがスムーズ
プリペイドカードを利用すれば、現金を出す手間がかかりません。
それにお財布に現金が入っていなくても、プリペイドカードにお金をチャージしておけば給油することができます。
支払い方法は簡単で、機械にカードを挿入するだけで簡単に支払いできるため、おつりを取るためにお財布を出す必要もありません。
3. 予算管理がしやすい
プリペイドカードは事前にチャージして利用する仕組みになっています。
また、カードの残高を知りたい場合は、LINE公式アカウントから知ることができるので、計画的に管理することができます。
4. プリペイドカード利用時の注意点
たいへん便利なプリペイドカードですが、注意しなければいけない点もあります。
- 有効期限に注意
プリペイドカードには有効期限が設定されている場合があります。期限切れになると残高が無効になる可能性があるため、定期的に確認することが重要です。 - 取り扱い店舗の確認
プリペイドカードは同じチェーン店のガソリンスタンでしか使えない場合がありますので、遠出したのきに給油するスタンドでカードが使えるとは限りません。 - チャージ金額の管理
チャージ残高が無かった、思ってたのと違っていた…なんてことあると思います。ぱっと見、残高が目に見えないので都度確認が必要です。
実施していないが検討するべきサービス
電気を契約すると、ガソリン代が割引になる電力会社があります。
この値引き額を最も大きいです。
ただ、家庭の電気契約ということで、過去に家族で話し合って決断した電力会社ですしこれにハードルが高い点だと思います。
もう一つは、石油会社を通したクレジットカードの契約をして、そのクレジットカードで給油することです。
この場合も値引き率が大きいのが一般的です。
契約したクレジットカードに年会費が無いことをチェックした上で契約した方がいいでしょう。
地元のガソリン価格の推移
5月23日(金)、24日(土)とさっそくガソリンを給油してみました。
今までの価格と定額補助制度以降の価格を比較するため、表とグラフにまとめました。
レギュラーガソリンの単価が昨年10月末からどれぐらい値上がりしたか分かるグラフとなっています。
年末あたりから追い打ちをかけるように上がり続けていることが分かります。
赤いラインの折れ線が私が割引サービスを利用して給油したときの単価です。
で、安くなっていたか???というと、私が給油したところでは
5月11日:@152.4円
5月24日:@143.9円
と、安くなっていたので、定額補助制度が実施されたということなのでしょう。

単価の値上がりにともない、30リットルを給油した場合、つまり1回の給油ですね、そのときに支払う金額をグラフにしたものです。
もちろん単価の上昇にともない、金額も上昇します。
プリペイドカードを使用し始めたのが3月になってから、差が開いていることがグラフから分かりますね。
平均単価による金額と比べると、1回で1,000円以上もの差ができたことが分かります。

給油ってなんとなくいつもの流れでいつもの支払いでやってしまうんですが、安くなるようなこと1つでも実施すると違ってきます。
先にも記述しましたが、1ℓ、1回の給油金額では数百円の値引き金額でしかありませんが、積み重なると、長期間にわたって大きな節約につながります。
定額補助制度は始まったばかりなので、今後どのように変わっていくのか、価格を落とすことができるのか、引き続き調査していこうと思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最近の急激なガソリン価格上昇にともない、物価も上昇しています。
現在、消費者の負担は過去最大ともいえるぐらいの状況に陥っています。
私たちとしては、これ以上原油価格が上がらないことを願うしかないのですが、ガソリンの補助制度は一時的なものなので、近い将来根本的な改正が必要になるかと思います。
もちろん今回の支援制度はありがたいことだし、有効的に活用していかなければいけませんが、昨年12月に自民、公明、国民民主党の3党合意で暫定税率の25.1円を廃止が決まっています。
一時的な支援よりも、この合意をできるだけ早く実行したほうが私たち消費者のためであると思います。
とにかく今は、少しでも負担を軽くできるところを探し、お得に賢く利用していきたいですね。